自費診療 治療法一覧

検査Ⅰ

血中循環腫瘍細胞検査

がん細胞ののなかにある、循環腫瘍細胞(CTC:Circulating Tumor Cell)。これには、腫瘍の転移と再発に主に関与する腫瘍幹細胞(CSC:Circulating Stem Cell)が含まれています。このCTCとCSCを調べることができるCTC検査では、再発・転移の予測や、術後にどれくらいの治療が必要かの目安が得られます。

CTCオンコノミクス

主に、がんの診断確定後に用います。

  • 培養CSCに対する代表的な抗がん剤、分子標的薬、天然物の有効性判定(培養CSCに対する生死判定試験と分子生物学的分析)
  • 培養CSCに対する放射線療法・温熱療法の有効性判定
  • 腫瘍の特性に関係する遺伝子(増殖因子関係、自己修復と抵抗性、血管新生、細胞周期の調節、薬剤耐性等)の発現状況(これにより、下記SOTアポトシス・アンチセンス治療が可能)

CTCオンコトレース

主に、がん治療後のフォローに用います。

  • 血流中のCSCの濃度(個数)
  • 検出されたCTCのマーカーの陰性陽性区分

この結果より、培養されたCTCがどこ由来のCSCであるかある程度わかります。

  • ※本来この検査は早期発見のためでなく、予防として活用しています。精度が高いがん検診といえます。

検査Ⅱ

体内ミネラル検査(有害重金属検査)

体内の必須・有害ミネラルの濃度レベルやバランスを総合的に判断し、ミネラルバランスの崩れから判断できる症状、また必要とされるミネラルがわかります。また、体調不良、蕁麻疹の原因として、有害重金属が体内に蓄積していないか検査します。その結果で、解毒、キレーションが必要になる場合があります。1分間程度手にレーザーを当てるのみの検査です。

遅延型アレルギー検査(フードアレルギー検査)

一般的なアレルギーは、接種や接触後にすぐ反応が出る即時型といわれるものです。遅延型アレルギーは症状が現れるまで時間がかかるため、アレルゲンがわかりにくいだけでなく、アレルギー反応が起こっているということ自体がわからず、原因不明の疾患や不調として治療を受けているケースがよくあります。当院の検査においては数mlの血液を採取させていただき、190種類の食べ物についてのフードアレルギー反応をチェックします。アメリカでの検査会社に送付するので、4週後に結果報告いたします。

酸化ストレス検査

現時点で、体内に活性酸素がどの程度たまっているか、またそれを打ち消す抗酸化力はどうなのかを知る検査です。血液検査で、わずか数mlの採血で院内で検査をします。体調不良の原因の解明の手段としての検査でもあります。また、点滴などを継続したときの効果の判定にも使用できます。

認知症リスク検査 / MCIスクーリング検査

MCIとは軽度認知障害のことで、認知症の前段階ともいえるものです。認知症は早期に発見することで対応がとりやすくなります。当院の検査では10cc程度の採血だけでMCI(軽度認知障害)の可能性の有無を調べることができます。

認知症リスク検査 / APOE遺伝子検査

APOE遺伝子検査では、APOE遺伝子の型を調べることで認知症の発症リスクを推定します。
APOE遺伝子型には、“APOE2(ε2)”“APOE3(ε3)”“APOE4(ε4)”があります。このうち、APOE遺伝子型ε2やε3だけを持つのと比べ、APOE遺伝子型ε4を多く持つほどアルツハイマー病などのリスクが高まるとされています。

がん治療・がん予防・その他 点滴療法

オゾン療法

オゾン療法は、オゾンを使ってドロドロ血を解消し、サラサラ血を実現する療法です。活性酸素をへらして、免疫を上げ、抗酸化力もアップさせます。
治療法としては

  • 専用容器に血液を100ml 程度採取します。(5分程度)
  • 採取した専用容器にオゾンを注入し、血液と接触させます。血液とオゾンが接触することで、ご自身の血液からいろんな因子がでてきます。オゾンは血液と接触すると、酸素に変化します。オゾンが体内にはいることは決してありません。
  • 最後に、オゾンを含ませた血液を点滴の要領で体内に戻します。

所要時間は約30分です。当院ではおおむね2週間に1回の割合での施術をすすめております。

高濃度ビタミンC点滴(12.5g/25g/50g)

米国で約1万人の医師や自然療法医・統合代替医療医が導入している点滴療法です。
初回のビタミンC投与量は12.5g~となります(目的による)。2回目以降は、医師とお身体の状態を見ながら量を調整します。
2週間に1回程度の間隔で継続すると効果的です。

血液バイオフォトセラピー

採取した血液に紫外線を照射して活性酸素を発生させ、それを体内に戻す療法です。
この療法では、254nmの紫外線C波を用います。
米国では80~100年前から行われている歴史のある療法です。
欧米ではオゾン療法より古くから研究が行われていることから、ポピュラーな統合医療として知られています。

高濃度水素水点滴

水素の抗酸化力はビタミンCの約176倍、ビタミンEの約430倍、そしてコエンザイムQ10の860倍もあります。
この治療法は水素を用いた点滴療法です。
血管内皮細胞に水素送り込むと、内皮細胞にある活性酸素が水素と反応し、活性酸素が水に変わって尿として排泄されます。

αリポ酸点滴 / αリポ酸+Lカルニチン300mg・600mg点滴

アルファ・リポ酸は、自らが抗酸化物質として働くだけでなく、抗酸化物質として働いた後に抗酸化力を失ったビタミンA、C、Eやグルタチオンなどの他の抗酸化物質を再生し、抗酸化力を蘇らせることができます。
さらに、アルファ・リポ酸は、フリーラジカルによってダメージを受けたミトコンドリアのエネルギー産生を戻すことができます。
点滴時間は約30分です。理想的な頻度は、週1回を2~3ケ月間継続し、その後2週間に1回の頻度での点滴をおすすめしています。
高濃度ビタミンC点滴療法後に、アルファ・リポ酸点滴を行います。これにより、ビタミンCの抗腫瘍効果を増強します

グルタチオン点滴

グルタチオンは、3つのアミノ酸から成る成分(トリペプチド)で、抗酸化物質のひとつです。
酸化の原因となる活性酸素から細胞を保護する役割をもっています。
点滴終了後から歩行、ふるえ、バランスなどが改善する事例もあり、通常は数回の点滴治療で効果を体感します。
グルタチオンの量は1回2000mgの1週類です。点滴時間は約30分です。
週1回の点滴を、2~3ケ月間継続し、その後2週間に1回の頻度での点滴をおすすめしています。

マイヤーズカクテル点滴

マイヤーズカクテルは患者様の身体の状態やお悩みにあわせて、ビタミンB1,B2,B3,B5,B6,B12,ビタミンC、マグネシウムなどを混ぜあわせ、点滴を行っていくものです。
ビタミンB群、ビタミンC、マグネシウムなどのビタミン・ミネラルを配合した液体(患者様の体調に合わせて含有成分を変更します)を150cc点滴します。
1回あたりの治療時間は30〜45分程度とお考えください。
頻度・周期としては週1回~月1回程度の方が大半です。

NMN(100mg、200mg、300mg)

NMNはビタミンに似た物質で、体の中で自然に作られます。
しかし加齢に伴い体内での生産量が減ってしまいます。
NMNが体内から少なくなると加齢がはじまり、身体機能や認知機能の老化が進むと考えられています。
当院の点滴療法では、NMNが配合された製剤を左右どちらかの腕に点滴します。所要時間はおおよそ15分です。

  • ※1回の治療でも何らかの効果を認めますが、健康を持続させたり、老化予防(エイジングケア)、疲労回復等が目的の方は、1~2週間に1度の治療を続けることで効果が維持できます。

SOTアンチセンス治療

がんの確定診断後にCTCオンコノミクス検査を行います。この検査でわかった特定の遺伝子に対する治療法です。
CTCの遺伝子発現解析の結果から、その抑制に有効と思われるアンチセンスを作成(通常4〜6週間かかります)し、1回から2回に分けて点滴する治療です。アンチセンスの働きで、がん細胞が必要とするタンパク質の合成を阻害してがん細胞の増殖を抑制したり、がん細胞にアポトーシスを引き起こしたりすることで抗腫瘍効果が期待できます。
SOTは、がん細胞の複製、生存、増殖、転移の能力を遺伝子レベルで標的にする、オーダーメイドのがん治療です。

再生医療

幹細胞培養上清液療法

幹細胞培養上清療法はサイトカイン療法とも呼ばれており、幹細胞培養上清液を点滴することにより、幹細胞が産生した培養上清液に含まれる様々な物質やサイトカインが体内の損傷を受けた組織や細胞の機能回復に重要な役割を果たします。
15分間の点滴療法で、特別な前処置は不要です。
オゾン療法、高濃度ビタミンC点滴療法に続けて点滴ができます。

自己脂肪幹細胞治療

自己の脂肪肝細胞を培養し、その細胞を点滴で体内に戻す治療です。幹細胞のフォーミング効果(体内の不調部分に自ら狙って入り込み治療効果を発揮する現象)を期待して点滴を行います。これまで修復されないと考えられていた軟骨などの組織を修復することが期待できる治療法で、当院では1回に2億個の幹細胞を1時間かけて点滴します・ご自身の細胞を使用するために安全な治療法といえます。当院は厚生労働省の「再生医療 第2種の認可」を取得しております。

未承認医薬品等を用いた自費診療について

未承認医薬品等

当院の自費診療で使用する未承認医薬品等は、現段階において主に医薬品医療機器等法上の承認を得ていないものです。
また、保険適用を受けているものでもその範囲(使用量等)を超えて治療に使用する場合があります。
日本では、未承認医薬品・医療機器を、医師の責任において使用することができます。

入手経路等

国内または海外のメーカーおよび販売代理店経由で入手しています。一部の治療に使用する医薬品は海外にて行うことがあります。また一部の検査も海外に検体を輸送し現地において行うことがあります。

国内の承認医薬品等の有無

当院の自費治療に用いるものと同一の性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。

当院または諸外国における安全性等に係る情報

当院で行っている自費診療において、2024年5月現在、当院または諸外国における安全性等に係る重大な情報はありません。

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