【正しいキズの治し方】第7回:膿ではないのです

isha
傷から出る液をすべて膿(うみ)と思い込んだり、
滲出液を吸収しゲル状になって傷に付着している創傷被覆材を膿と勘違いし、
感染していると心配される方がたくさんいらっしゃいます。

ジクジクしているのがすべて膿ではありません。
傷周囲の発赤,熱感,腫脹,疼痛,傷からの排膿,発熱を認めた場合に
感染と言えるのです。
普通の傷で「膿のようなもの」を見たというだけで、早合点してはいけません。
また、創傷被覆材を使っていると傷から臭いがすることがあります。
この場合も,感染の所見がなければ大丈夫です。
ひょっとしたら,洗浄不足かもしれないのです。

最近では,ごく小さい傷用ではありますが、
市販の創傷被覆材もあるようになりました。
湿潤環境とは、傷から出る液-滲出液-を傷のところにできるだけ留めるようにして、
傷を乾燥させない環境です。
湿潤環境では、傷を治す体の働きが発揮されやすくなります。
湿潤環境にするには、創傷被覆材の利用が効果的なのです。